2026年10月01日

「お口ぽかん」気になったことありませんか?
こんにちは、IROHA DENTAL CLINICです。
診療をしていると、お子さんのお口を見ていて
「普段からお口が開いているな」と感じることがあります。
テレビを見ているときや、ゲームをしているとき、ぼーっとしているときなどに、いつもお口がぽかんと開いている。
そんな状態を、いわゆる**「お口ぽかん」**と呼びます。
「子どもだからよくあることかな」と思われる方も多いのですが、実はこの「お口ぽかん」、お口の成長を考えるうえでちょっと気にしてあげたいポイントなんです。
お口が開いているのは、口呼吸のサインかも
本来、リラックスしているときは、唇は自然に閉じていて、鼻で呼吸をするのが基本です。
ところが、何らかの理由で鼻呼吸がしづらかったり、お口の周りの筋肉や舌の使い方がうまくいっていなかったりすると、口呼吸が習慣になってしまうことがあります。
口呼吸が続くと、お口の中が乾燥しやすくなります。
そうすると、むし歯や歯ぐきのトラブル、口臭などにつながることもあります。
また、成長期のお子さんでは、舌や唇の使い方が歯並びやかみ合わせに関係することもあります。
こんなお子さんはちょっとチェックしてみてください
たとえば、
・普段からお口が開いている
・寝ているときに口が開いている
・いびきをかく
・唇が乾燥しやすい
・鼻が詰まりやすい
・食事中にお口が開いていることが多い
・飲み込むときに舌が前に出てくる
こんな様子があれば、一度お口の状態を見てみてもいいかもしれません。
もちろん、これらがあるからといって、必ず問題があるというわけではありません。
大切なのは、「どうしてお口が開いているのかな?」と原因を考えてあげることです。
「口を閉じなさい」だけでは難しいことも
お子さんに、
「口閉じて!」
「お口ぽかんってしないよ!」
と声をかけた経験がある方も多いのではないでしょうか。
でも、実際には本人がサボっているわけではなく、鼻で呼吸しづらかったり、舌の位置がうまく定まっていなかったり、お口の周りの筋肉がまだ十分に使えていなかったりすることがあります。
そういう場合は、いくら「口を閉じて」と言われても、本人からすると難しいことがあります。
だからこそ、まずは**「口が開いている」という結果だけを見るのではなく、その原因を一緒に見つけてあげること**が大切です。
実は「お口」はいろいろなことをしています
歯科医院というと、どうしても「むし歯」や「歯並び」というイメージが強いと思います。
でも、お口には、
食べる
飲み込む
話す
呼吸する
という、毎日の生活に欠かせない大切な役割があります。
お子さんが成長していく中では、歯だけではなく、舌や唇、頬などを含めた「お口全体の使い方」を見ていくことも大切です。
まずはご家庭でちょっと観察してみてください
難しいことをする必要はありません。
テレビを見ているとき。
遊んでいるとき。
寝ているとき。
そんな普段の何気ない時間に、
「今、お口閉じてるかな?」
と少し気にして見てあげてください。
もし「そういえば、いつも開いているな」「寝ているときも口呼吸しているかも」と思ったら、一度歯科医院で相談してみてください。
お口ぽかんは、単なる癖だと思っていたものの中に、実はお口の機能や呼吸に関するサインが隠れていることがあります。
お子さんのお口の成長は、毎日のちょっとした習慣から始まります。
「これって大丈夫かな?」くらいの気持ちでも大丈夫です。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。
監修 IROHA DENTAL CLINIC 院長
